SSブログ
開催地 ブログトップ

安倍首相 プレゼン 全文 汚染水問題 嘘 [開催地]

2020年東京オリンピック招致が成功しました。私は、今回の招致成功の要因は、最終プレゼンにあったと考えています。安倍首相の汚染水問題に対する対応(嘘?)が招致を決めました。今回は、浮動票が日本に流れてきて、招致が成功したと言われています。今回は、プレゼンやロビー活動を含め、多くの準備がされてきて、その成果を発揮した結果が、招致成功であったと思われます。ただ、懸念材料は3つの国全てに、存在しました。日本は汚染水問題、トルコは情勢不安、スペインは経済問題。日本のこの問題は、日本の国外でも、日本の招致成功を願わない国が、大きくとりあげ問題を明るみに出していきました。それゆえに、問題が出てきた、タイミング最悪で、招致に大きく影響すると思われました。しかし、これに関して質疑応答で安倍総理は完全に問題がないと(under control)と伝え周りを納得させました。また、プレゼンの中でも、「心配しないでください。」とのべています。以下プレゼンと質疑応答についてです。下に日本語訳をのせています。

英語全文
Mister President, distinguished members of the IOC...
It would be a tremendous honour for us to host the Games in 2020 in Tokyo – one of the safest cities in the world, now... and in 2020.
Some may have concerns about Fukushima. Let me assure you,
the situation is under control. It has never done and will never do any damage to Tokyo. I can also say that, from a new stadium that will look like no other to confirmed financing, Tokyo 2020 will offer guaranteed delivery.
I am here today with a message that is even more important. We in Japan are true believers in the Olympic Movement. I, myself, am just one example.
When I entered college in 1973, I began practicing archery. Can you guess why? The year before, in Munich, archery returned as an Olympic event after a long time.
My love of the Olympic Games was already well-established. When I close my eyes vivid scenes from the Opening Ceremony in Tokyo in 1964 come back to me. Several thousand doves, all set free at once. High up in the deep blue sky, five jet planes making the Olympic rings. All amazing to me, only 10 years old.
We in Japan learned that sports connect the world. And sports give an equal chance to everyone. The Olympic spirit also taught us that legacy is not just about buildings, not even about national projects. It is about global vision and investment in people.
So, the very next year, Japan made a volunteer organization and began spreading the message of sports far and wide. Young Japanese, as many as three thousand, have worked as sports instructors in over 80 countries to date. And they have touched the hearts of well over a million people through their work.
Distinguished members of the IOC, I say that choosing Tokyo 2020 means choosing a new, powerful booster for the Olympic Movement.
Under our new plan, "Sport for Tomorrow," young Japanese will go out into the world in even larger numbers. They will help build schools, bring in equipment, and create sports education programs. And by the time the Olympic torch reaches Tokyo in 2020, they will bring the joy of sports directly to ten million people in over one hundred countries.
Choose Tokyo today and you choose a nation that is a passionate,
proud, and a strong believer in the Olympic Movement. And which strongly desires to work together with the IOC in order to make the world a better place through the power of sport.
We are ready to work with you. Thank you very much.
(日本語訳)
委員長、ならびにIOC委員の皆様、東京で、この今も、そして2020年を迎えても世界有数の安全な都市、東京で大会を開けますならば、それは私どもにとってこのうえない名誉となるでありましょう。
フクシマについて、お案じの向きには私から保証をいたします。状況は、統御されています。東京には、いかなる悪影響にしろ、これまで及ぼしたことはなく、今後とも、及ぼすことはありません。
さらに申し上げます。ほかのどんな競技場とも似ていない真新しいスタジアムから、確かな財政措置に至るまで、2020年東京大会は、その確実な実行が、確証されたものとなります。
けれども私は本日、もっとはるかに重要な、あるメッセージを携えてまいりました。

それは、私ども日本人こそは、オリンピック運動を、真に信奉する者たちだということであります。この私にしてからが、ひとつの好例です。
私が大学に入ったのは、1973年、そして始めたのが、アーチェリーでした。一体どうしてだったかおわかりでしょうか。
その前の年、ミュンヘンでオリンピックの歴史では久方ぶりに、アーチェリーがオリンピック競技として復活したということがあったのです。
つまり私のオリンピックへの愛たるや、そのときすでに確固たるものだった。それが窺えるわけであります。
いまも、こうして目を瞑りますと、1964年東京大会開会式の情景が、まざまざと蘇ります。いっせいに放たれた何千という鳩。紺碧の空高く、5つのジェット機が描いた五輪の輪。何もかも、わずか10歳だった私の、目を見張らせるものでした。スポーツこそは、世界をつなぐ。そして万人に等しい機会を与えるものがスポーツであると、私たちは学びました。
オリンピックの遺産とは、建築物ばかりをいうのではない。国家を挙げて推進したあれこれのプロジェクトのことだけいうのでもなくて、それは、グローバルなビジョンをもつことだ、そして、人間への投資をすることだと、オリンピックの精神は私たちに教えました。
だからこそ、その翌年です。日本は、ボランティアの組織を拵えました。広く、遠くへと、スポーツのメッセージを送り届ける仕事に乗り出したのです。
以来、3000人にも及ぶ日本の若者がスポーツのインストラクターとして働きます。赴任した先の国は、80を超える数に上ります。
働きを通じ、100万を超す人々の心の琴線に触れたのです。
敬愛するIOC委員の皆様に申し上げます。
2020年に東京を選ぶとはオリンピック運動の、ひとつの新しい、力強い推進力を選ぶことを意味します。なぜならば、我々が実施しようとしている「スポーツ・フォー・トゥモロー」という新しいプランのもと、日本の若者は、もっとたくさん、世界へ出て行くからです。学校をつくる手助けをするでしょう。スポーツの道具を、提供するでしょう。体育のカリキュラムを、生み出すお手伝いをすることでしょう。
やがてオリンピックの聖火が2020年に東京へやってくるころまでには、彼らはスポーツの悦びを、100を超す国々で1000万になんなんとする人々へ、直接届けているはずなのです。
きょう、東京を選ぶということ。それはオリンピック運動の信奉者を情熱と、誇りに満ち、強固な信奉者を選ぶことにほかなりません。スポーツの力によって、世界をより良い場所にせんとするためIOCとともに働くことを、強くこいねがう、そういう国を選ぶことを意味するのです。
みなさんと働く準備が、私たちにはできています。有難うございました。
(NHKオンラインより)


プレゼン動画



質疑応答では
安倍晋三首相(58)は東京電力福島第1原発の汚染水問題について「状況はコントロールされ、東京にダメージがあることはない」と説明した。プレゼンテーションの後半。世界中が注目している福島第1原発の汚染水問題について首相は、「状況はコントロールされている。東京にダメージが与えられることはないし、与えることは許さない」と安全性を訴えた。
 IOC委員からの質問でも「原発事故の影響」について出たが、首相は日本語で「汚染水の問題は原発の港湾内0・3平方キロメートルで起きていること。近海の数値に異常はなく、食品の安全基準も世界で最も厳しいものです」と断言。会場から大きな拍手が起き、降壇後は「心配は払拭できたと思う」と手応えを見せた。
と答えている。(スポーツ報知より)



質疑応答シーン


この内容は、大きく東京のオリンピック招致を引き寄せた。ただ、この内容は嘘ではないか、という指摘がされている。

また、私も嘘であると思っている。

現在も汚染水は漏れ続けている。ただ、海洋のセシウムの濃度が上がらないのは、大量の海水で薄められているからである。


私は、今回の招致が成功したことに、大変喜びを感じている。また、阿倍首相が嘘であったとしても、日本の問題点を払しょくしたという事実は変わらないし、それがなければ招致は成功しなかっただろう。

ただ、今後のことがより、重要である。今回の台風によっても、まだまだ、原発の汚染水問題が、解決したと言い難いことが明るみになった。さらに、国際的にも、日本がうそつきの国でないという証明のためにも、政府主導で、自体を早々に収集することが必要であるだろう。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

2020年東京オリンピック内定について韓国の反応が異常 [開催地]

東京五輪.jpg

2020年東京オリンピック内定について
世界各国からお祝いのメッセージが届いています。
また、多くのお祝いメッセージがツイッターやフェイスブックにもあげられました。
ただ韓国の反応は世論と政府で別れていました。どうなんでしょう。あれだけ日本を批判していたのに、政府は祝いの電報を送っています。



東京の内定にアメリカなど、もともと日本と親交の深い国では特に、喜びの声が多いと感じました。また、以外にもヨーロッパの国の人は、お祝いメッセージや、肯定的なものが多いようですね。

日本に敗れた、スペインからも、
supeinn 国旗.jpg

「日本に拍手を。その技術に。その経済に。その人間性に。その民主主義に。その信用に。東京、おめでとう。」
「日本人の繊細さで、きっとすばらしいオリンピックになるでしょう。」(EXITEニュースより)
などのコメントが多い。
また、経済問題などを懸念して、選ばれなくて良かった、と語る人も多いようです。さらに、EU圏内の国は、経済問題のしわ寄せで、支援を求めてくる可能性があったので東京で良かったとの声も多かったようです。

トルコでは、もともと、親日なこともあり、
アルゼンチン・ブエノスアイレスの会場でも東京が開催地に選ばれた直後、トルコのエルドアン首相が安倍晋三首相に駆け寄り、抱擁し祝意を示した。(東スポWEBニュース)

これについては、日本人として自分自身もすごくうれしいですね。オリンピックの招致はスポーツではないけれど、開催国をめぐって争った相手を祝福する姿は素晴らしいです。また、オリンピックという「平和の祭典」を体現した姿には感動しました。
turlky.jpg
さらに、トルコ国内でも、悔しさをあらわにするものが多い一方で、日本に対して、祝福する言葉が多かった。
今回の一件でトルコと日本の親交がより深まったかもしれません。それは、経済的、物理的なことだけでなく、国民の精神的問題として、大きかったのではないでしょうか。

ただ、汚染水の問題に対する疑問の声は国内外で起こっているようです。安部総理の発言の信ぴょう性や、ほんとに安全なのかについての疑問などが多いそうです。

一方韓国は、招致活動における、ロビー活動を妨害してきた等の噂があります。実は、日本でのオリンピック開催をどうしても阻止したかったのでしょう。
その行動は異常なものだった。時系列をさかのぼる形で見てみよう
・東京招致決定後、中国での東京五輪支持率10%台と報道
 ・韓国選手はボイコットすべきとの発言やそれを擁護する発言が多数。
 ・ロビー活動を妨害
 ・汚染水の問題を大々的に報道
 ・「皇族の五輪招致活動に違憲の疑い」と珍妙な憲法解釈をし、「朝鮮日報で報道」
 ・日本での反韓デモを取り上げ、日本はふさわしくないと国際世論にアピール
 ・IOCに日本は不適切と報告

さて、ここまで、東京開催を阻止したかったのは、なぜでしょう。民意としての半日感情はあるていど理解できる部分もありますが、大きな部分で報道及び政府の活動として、妨害が行われてきました。阻止することに何のメリットがあるのでしょう。放映や、選手の移動を考えても、近隣国はメリットが大きいと思われますが、、、

実は、これは2018年の冬季オリンピックが韓国で開催されることに影響しています。
平昌オリンピック.jpg
そう「平昌オリンピック」中止になるという噂もあります。
理由は①経済的なもの
   ②暖冬では雪がほとんど降らない
などです。もともと、経済成長を続けられると見込んでいた韓国ですが、なかなかうまくいってないようです。国内の整備を進められるか。そう、つまり、オリンピック開催都市として危ういのです。実際、決定後、戦争の影響などで開催都市が変わるなどは起きています。2008年の北京オリンピックでも実は、IOCはパリを保険のために、調査していたようです。ただ、この時は、多額の資金力と、軍隊を出動させクリーンなイメージを保ち実行にこぎつけました。
 ただ、韓国にはこの資金力がない。ちなみに、ノウハウもない。だから、お隣日本に力を貸してほしかった。でも、日本で2020年開かれたら、日本も自分の国のオリンピックのためにそれどころじゃないですよね、、、だから、日本での開催を阻止したかった。

はい、来ました。韓国からの祝電。

【東京聯合ニュース】2020年夏季五輪の東京開催決定を受け、韓国文化体育観光部の劉震竜(ユ・ジンリョン)長官が8日午前に下村博文文部科学相に祝電を送ったことが分かった。韓国政府当局者が9日、明らかにした。
 当局者によると祝電は2018年に韓国・平昌で冬季五輪が開催されるのに続き、東京で夏季五輪が開催されることを祝い、スポーツ交流を通じ韓日関係が強固になることを期待するものだという。
 また、李丙ギ(イ・ビョンギ)駐日韓国大使が岸田文雄外相に五輪開催決定を祝福し、開催成功を願うメッセージを送った。
(東京聯合ニュースより)


東京に決まった瞬間手のひらを返したようにも見えます。これで2018、2020年と協力してやっていこうというのでしょう。散々反対していてこれですからね。日韓ワールドカップの時にも日本が韓国のスタジアム建設に携わったとか、、、
さあ、今後東京オリンピックはもちろん平昌オリンピックを通した日韓の関係にも注目していきたいです。

関連記事
東京五輪開催を決めた阿部総理のスピーチ



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

今回のオリンピックの投票方法での問題点 [開催地]

今回のオリンピックの投票方法での問題点

2020年の第32回夏季オリンピック大会の開催都市に東京を選んだ。開催都市はIOC委員による投票で決まり、東京は最終投票で60票を集め、トルコ・イスタンブールの36票を上回った。
 五輪開催地発表の瞬間、最終プレゼンテーションで招致を訴えた北京、ロンドン五輪の銀メダリスト・太田雄貴選手(フェンシング)は号泣。1964年の第18回大会以来56年ぶり、アジアの都市では初めて2度目の開催となる。会期は7月24日から8月9日まで。

IOC総会で2020年五輪の開催都市を東京と発表するロゲ会長(AP=共同)
 72年札幌、98年長野の冬季大会を含めると日本では4度目の五輪。パラリンピック大会の開催も決まった。
 第1回目の投票で、東京は過半数には達しなかったものの3都市で最多の42票を獲得しトップ通過。イスタンブールとマドリードが26票で2位に並び、決戦投票の結果、イスタンブールが49票―45票で勝ち抜き最終投票に進んでいた。東京は、ブラジル・リオデジャネイロが招致に成功した16年大会に続く立候補で、前回の雪辱を果たした。
(スポーツ報知より)


予想通り決選投票までいきました。ただ遥かに上回る東京の得票数だったのですが、ここで疑問点。第一回目の投票で東京が42集められたので、イスタンブール、マドリードどちらが上がってきてもおそらく、東京だったでしょう。しかし、私はもし、イスタンブールとマドリードの決選投票でマドリードが上がってきたら、接戦になると考えました。なぜか?イスタンブールに投票した人からすると、もし、イスタンブールがだめなら、近場のマドリードにしようと考えやすいからです。ただ、マドリードに投票した人は、イスラム圏であったり、内戦が続いていたりとする、イスタンブールより東京をと考える人が多かったのは当然でしょう。
つまり、イスタンブール、マドリードのどちらが最終投票に上がるかを決める、決選投票で、1回目東京に入れた人は、どちらがいいオリンピックになるかではなく、どうすれば決選投票で東京が勝つかを考えて入れた者も多かったのではないでしょうか。
1回目の投票で同票になることは、もちろんまれですが、今回はこの様な経緯でマドリードが、最終投票に上がってこなかったと思います。
まあ1回目の票数を考えると、どちらにしても、東京だったとは思いますが、もう少し僅差だったでしょう。

以下関連記事
東京オリンピック 2020開催決定 安部首相のスピーチ 

東京オリンピック 2020開催決定 安部首相のスピーチ [開催地]

東京オリンピックが決定しました。

イヤー良かったです!!私の予想がすごくいい形で裏切られました。
今回の勝因、それはなんといっても、日本チームの完璧なプレゼンテーションに尽きると思います。計画や国民の支持を高められたことも良かった。

ただ、汚染水問題もおき、マドリード有利かと思われた。

しかし、最後で再逆転してくれました。
私の考える、プレゼン段階で逆転できた要因は3つ。

1.プレゼンの順番
 これは、意外と知られていないことですが、オリンピックの開催地を決める時のプレゼンでは最初と最後の国は選ばれづらいという、ジンクスがあります。今回は3カ国、つまり、IOC委員は3時間プレゼンを聞くので、疲労だとか、そういった要素も存在するのかもしれません。なんて言っても、人が選ぶのですから。今回、日本は2番目。このジンクスが覆ることはありませんでした。

2.全体的に良く練られた、計画、発言、人選
まず、プレゼンで何を訴えていくか、それが明確でした。なぜ東京なのか、どのようにして東京で行うのかについて、2016年に向けてのプレゼンよりも、一段とオーガナイズドされていました。練習も多くこなしたと言っていますし、皆、全て出し切れたと言っています。そして、人選。今回は佐藤真海選手(パラリンピアン)が高円宮妃久子さまについでの、招致に関する事実上の先頭でした。スポーツの価値についてのべたり、復興に対しての力になったことについてのべました。さらに、フェンシングの太田選手等、いわゆる、役人様以外の人が活躍し、アスリートのためのオリンピックというものをアピールできました。

3.阿部首相の発言
 まず、私は以前の記事で首相が行うべきプレゼンについて言及しました。汚染水の問題について、クリアにすること、プレゼンの中に震災からの流れをくみいれ、問題が発生したこと。しかしそれが安全であることについて、述べました。そして、質疑応答でも、完全に安全である。と言いきっていました。もちろん、本人のみが考えた、プレゼン、質疑応答の返答ではなかったはずですが、これが良かったでしょう。現状の真偽は別として、また、一刻も早く問題を解決してほしいという願いもありますが、悲壮感を持たずに完全に安全だと伝えられたことは、評価に値するでしょう。

東京五輪招致委員会・竹田恒和理事長「この喜びを何年も待っていた。開催が決まり光栄。汚染水の問題は心配したが、総理がきちんと説明した。国民の皆さんに応援していただいたおかげでこういう結果になったのをうれしく思う」
(スポーツ報知より)


マドリードの経済的問題やイスタンブールの治安の問題なども影響はしたでしょうが、今回のプレゼンは本当に素晴らしいものでした。

以下関連記事
東京オリンピック開催についての韓国の反応
東京開催に必要なプレゼンとは
五輪 開催地決定へ 東京開催なるか 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

五輪開催地決定方法 日時 予想 [開催地]

ここまで、開催候補地の特色、東京開催に向けてのプレゼンにおける示唆等について述べてきました。記事はこちら
最後に決定方法と予想について書きます。

まずは方法について
投票に先立ちプレゼンが行われます。浮動票や決選投票もあるため、このプレゼンは大切です。
イスタンブール、東京、マドリードの順で行われます。
東京は日本時間7日22時30分開始予定。

 1回目の投票 97人のIOC委員が投票権を持つ。開催国へ立候補した国の委員(トルコ1名、日本1名、スペイン3名)とIOC会長を除く (8日3時30分から)

 委員数は欧州44、北中南米18、アジア23、アフリカ12、オセアニア6(EXcontentsより)

1回目で過半数を獲得する都市が出ない場合、最少得票数の都市を除外。2回目の決選投票を行って開催都市を決定する。その場合は1回目で落選した国の委員も2回目の投票権を持つ。

同日5時ころにジャック・ロゲIOC会長より発表。(ウィキペディアより)



開催地予想についてはマドリード有利

 理由は
東京の汚染水問題、イスタンブールの情勢問題が深刻であること
委員数が欧州44であること
また歴史的流れから南米の18もおそらくマドリードに流れやすいでしょう。言語もスペイン語ですし。
欧州の委員からすれば、近い国で開催できたほうが、時差もなくTVの放送、視聴率、経済効果を考えたときに有効です。

いずれにしても、決選投票にもつれ込むでしょう。
おそらく、マドリード、東京が残り決選投票に。
1回目でイスタンブールに入れた投票委員がどれだけ東京に流れて来てくれるか。それが大逆転を起こせるかのカギですが、正直きついそうですね。

なんにしても最後のプレゼン。やりきってほしいです。

以下関連記事
東京開催の長所・課題
マドリードの長所・課題
イスタンブールの長所・課題
東京開催に必要なプレゼンとは

五輪 開催地決定へ イスタンブール開催なるか [開催地]

さて最後はイスタンブールです。
東京についてはこちら
マドリードについてはこちら

イスタンブールはトルコの大都市です。
多くのトルコの企業やメディアの拠点があり、トルコの国内総生産の4分の1以上を占めている。(ウィキペディアより)

トルコの首都はアンカラですが、イスタンブールのほうが有名ですよね。
トルコの場所はアジアとヨーロッパの中間です。地理的にはヨーロッパと言う人も多いようです。

急速な経済発展を遂げています。

うりはなんといってもイスラム圏初のオリンピックではないでしょうか。

長所
 アジアとヨーロッパのかけ橋になりうる。
 トルコの高経済成長
 国民の大きな支持

課題
 隣国シリアとの内戦
 および難民の流入
 二大陸にまたがるため移動時間が長く選手の負担が大きい
 同年の欧州サッカーチャンピョンズリーグに立候補し、批判を受けた

正直厳しいと感じます。内戦や、移動距離など、課題も多いです。

そして、北京ーロンドンーリオ
とある種、交互に先進国、途上国と来ている流れもあり、安心安全が重視される気もします。

その逆境を跳ね返せるでしょうか。

以下関連記事
東京開催の長所・課題
マドリードの長所・課題
2020年オリンピック東京開催について 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

五輪 開催地決定へ マドリード開催なるか [開催地]

二つ目はマドリードです。
前回の東京についてはこちら。

マドリードはスペインの首都で

2012年、アメリカのシンクタンクが公表したビジネス・人材・文化・政治などを対象とした総合的な世界都市ランキングにおいて、世界第18位の都市と評価された
(2012 Global Cities Index and Emerging Cities Outlook 2012年4月公表より)

都市である。

マドリードにとっては3度目の正直。2012、2016年と落選しました。

私は、今回の大本命と考えています。

長所
 2012,2016と立候補したため、多くの施設がすでに完成している。
 また、そのため、毎度問題点を改善してきたため、大会自体の問題点は極めて少ない。
 政府による強固な支援
 国民の支持
 
課題
 経済危機による経済状況の悪化
 それに伴うスポンサー獲得への不安


マドリードは1次選考時に経済不安が顕著で、招致レースは出遅れた感がありました。しかし、ここにきて、ぐっと持ち直しています。私の考えでは、スポンサー自体は、世界の大企業から1業種1社という形で募るわけで、あまり問題ではないです。ただそれにより、治安が不安定になるなどの問題が起きれば別ですが、そこまではいかないでしょう。

また、私が大本命という理由は別にありますが、それはまたこちらの記事に書きますのでよろしくお願いします。

以下関連記事
東京開催の長所・課題
イスタンブールの長所・課題
東京開催に必要なプレゼンとは
2020年オリンピック東京開催について 
開催都市 選考方法 予想
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

五輪 開催地決定へ 東京開催なるか [開催地]

日本時間8日午前5時ころ2020年オリンピックの開催地が決定します。

3回に分けて各国の強みと弱みについて分析していきます。

まずは東京
1次選考等では最有力と言われてきました。前回に続いての立候補

強み
 財政面において、しっかりした基盤がある。
 政府の全面的なバックアップ
 2016年立候補時よりも、より改善されている。
 治安が良い

弱み
 夏場の電力不足
 前回より改善されたが、総体的に市民の支持率が低い
 なぜ、東京か?ということがあまり明確ではない
 本ブログで再三書いているが、あまりにタイミングの悪い汚染水問題


日本は震災の影響があったとはいえ、まだまだ経済大国であることに変わりがなく、安心・安全という面では凄く支持されてきました。ただ、汚染水の問題がどの程度影響するでしょうか?
そのあたりが注目です。

関連記事
開催都市決定方法 予想
マドリードの長所・課題
イスタンブールの長所・課題
東京開催に必要なプレゼンとは
2020年オリンピック東京開催について 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

東京開催に必要なプレゼンとは [開催地]

いよいよ9月7日(日本時間8日には)2020年オリンピック開催都市が決定します。それに向け猪瀬知事を始め、阿部総理さらにはフェンシングの太田選手体操の田中理恵選手などが、現地入りをしています。今回東京は前評判では、最有力だと言われていましたがここにきて、汚染水問題が露呈してしまいました。前回の記事で書いたように正直、このタイミングでの汚染水の問題は東京開催にとってマイナスなものです。
それに伴い最終プレゼンでのプレゼン内容は少し変わってくるべきではないかと思います。最終プレゼンは各都市約1時間程度時間が与えられているようです。おそらく日本の先頭バッターは、安倍総理だと思われます。私はこのプレゼンの中で3·11以降の日本の復興、及びそれに伴う原子力発電所の問題を説明し、現状を伝え、またそれに対して政府が全力でバックアップをしていいるということを冒頭で述べるべきだと思います。今回原子力発電所の事態収拾のために、総額470億円の税金を投じると決定しました。そのような国としての努力、また2020年までには確実に問題を収集していること、まだ現段階においてもかなりのスピードで復興が進んでいることなどを今回のプレゼンで明らかにすべきです。今回の汚染水問題についても早急に問題が解決出来ることをアピールすべきでしょう。
プレゼンテーションの中には質疑応答が含まれていると聞きます。この質疑応答中で汚染水問題について聞かれる事は明白であります。それを防ぐためにもまず冒頭において、震災の問題と絡めながら震災の復興が進んでいること、また汚染水の問題に対しても解決に向かっていることをアピールし、先手を打つことが必要でしょう。今回の投票ではおそらく決選投票にまでもつれ込むでしょう(決定方法はこの記事を参照)。つまり今回の投票では浮動票、および1回目の投票で敗れた国に投票したものの投票権がどこに流れる日が大きな焦点となるでしょう。そのためにはこの最終プレゼンは重要な意味を持ちます。
これまで日本はプレゼン能力が低いと言われできました。しかし前回の落選をうけ、今回の開催へのプレゼンテーション能力に磨きをかけてきた事は事実です。そしてこの汚染水の問題が浮上してきた今、そのプレゼン能力を臨機応変に発揮することができるかどうか、それが一度沈んだ東京開催を実現できるかのカギとなります。

関連記事
2020年オリンピック開催の可能性
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:スポーツ

2020年オリンピック東京開催について [開催地]

2020年オリンピック東京開催について



2020年夏季オリンピックには6都市が立候補した。2011年9月1日に立候補の申請が締め切られ、翌2日に国際オリンピック委員会(IOC)が、アゼルバイジャンのバクー、カタールのドーハ、トルコのイスタンブール、スペインのマドリード、イタリアのローマ、日本の東京の6都市から正式に立候補の申請を受理したと発表した。2012年5月23日にIOC理事会において1次選考が行われ、イスタンブール、東京、マドリードの3都市が正式立候補都市に選出された。この3都市の中から、2013年9月7日にブエノスアイレスで開かれる第125次IOC総会において開催都市が決定する。

(Wikipediaより)




いろんな人が、いろんな情報をもとに、開催都市を予想していますね。多くの日本人は、前回の経過などを元に希望的観測も含め東京と予測しています。私も途中の経過や多くの方の予想は東京が僅差ながら選ばれると考えていました。今回は2016年に立候補した、前回の欠点、国民の支持率55%程度を70%まで、あげた事、復興のシンボルという側面を考えた時に、いけるのでわないかと思っていました。

全体像を見たときに、東京には欠点がなかったというのが印象です。安全、安心、選手にとって負担が少ないというメリットを売りにしていました。なぜ東京か?という問題に明確な答えはなかったものの、それについては、How(どの様に)ということで、乗り切れそうでした。

私が、内容を過去系で書いているのは、今回、正直東京が開催に必要な票を獲得するのは厳しいと感じています。正確に書くと、厳しくなったということですね。

理由は、東京電力の福島原発です。汚染水が漏洩してしまいました。なんといっても、タイミングが最悪。日本人に比べて、この手の問題に関して、海外の人の方が敏感でしょう。震災の時に、多くのスポーツ選手が、契約を破棄して、母国に帰りました。

今回の漏洩事故は日本よりも、海外で大きく取り上げられているといいます。茨城の東海村の原発臨界事故とほぼ同等のレベルの事故として、取り上げられています。日本人は、原発事故以降、それに対しての免疫ができてしまったのでしょうか?あまり取り上げられていない感じがしています。

それにしても、タイミングが悪かった。安心、安全というのが売りであって、当初懸念されていた、原発事故による夏場の電力不足という課題も、解決しているように、海外にアピールしてきたところでした。残念ながら、今回の事故は東京のデメリットがないという、メリットを覆すものになってしまいました。

この件については、タイミングを意識してか政府が総額470億円を投じて収集させるという発表もありました。全く、私たちの税金を使って、本当に東電は、、、等いう思いになってしまいますが、、、、

さらに、それが影響して、五輪開催にデメリットとは、まさにタイミングとの悪さ、今までの対応の悪さを完全に露呈しました。


評価は絶対評価ではなく、相対評価なので、結果がどう出るかはわかりません。私も東京開催は望んでいます。しかし、正直以上事を考慮すると難しいでしょう。

個人的にはマドリードではないかと、思っています。


以下関連記事
東京開催に必要なプレゼンとは
東京開催の長所・課題
マドリードの長所・課題
イスタンブールの長所・課題
開催地決定方法 予想
開催地 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。