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NBLを考える ⑥bjからの参入 千葉ジェッツ [バスケ]

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NBLを考える6回目はbjからの参入チーム千葉ジェッツについてです。
前回までは

NBLについて考える ①bj JBLとの違い=活動理念をみる
NBLについて考える ②参加チーム 
NBLについて考える ③サラリーキャップ1
NBLについて考える ④サラリーキャップ2
NBLについて考える ⑤現場(選手)から見た、「JBLとNBL」の違いについて 
についてみてきました。
NBL.jpg
ここまでの回でも何度かふれたように、NBLはもともとJBLとbjの統合という目的が大きかったのですが、結局統合は行われず、千葉ジェッツのみの参入が決定した、

これは、④にも書いたように、JBLとNBLの規模が違うということも大きな要因です。全体的に、JBLに所属しているチームのほうがお金がある。bj側のチームからしたら、わざわざ、勝算のないところに飛び込んでいく必要もありませんよね。そこで千葉以外のチームがbjに残った。具体的な額については④に書いたので見てください。

ではなぜ、千葉は参入を決めたのか?
一つは、千葉の島田社長が将来のバスケ界を考えての行動だった。というのは、今回一チームもNBLに参入しなければ、今後も統合が不可能になると考えてたいうことです。バスケ界の統合の楔(くさび)にならんと島田社長はNBL参戦を決めたという。

ただ、経営的な問題はロマンだけでは解決できない。実際選手に倍以上のサラリーをかけるチームとどのように戦うのか。サラリーキャップ1億5千万のNBL、JBL時代は2億を超えていたサラリーキャップだったので、旧JBLチーム、特にお金のある企業チームはキャップギリギリのサラリーを使うだろう(詳しくは④回の記事を参照
一方bjは7千万弱、全額を使っているチームは少ないと聞くので、経営はそこまで上手くいっているというわけではなさそうですね。NBLに参入したからと言っていきなり、収入が増えるわけではない。また、bjでもプレイオフに行った千葉。負け続けて、客の減少なんてことにもなりかねない決断のようにも見えますが、どのように選手のサラリーを上げるつもりなのでしょうか。また、バスケにおいて、経営に置いて勝算はあるのでしょうか。

その答えは、千葉という県の特性にあると思います。千葉は東京に近いですよね。そこがカギです
首都圏に近い千葉の特性をまとめます
①地域密着が難しい
というのはプロスポーツが多いため、他のスポーツのプロやエンターテイメントが多のですね。どちらかと言うと、強いチームを作って、全体にファンを増やすのが良いというイメージですね。

②bjの中での千葉
bjは全国各地にチームが多く、カンファレンスを2つに分けているものの、遠征費は凄くかかります。とくに、東カンファレンス中でも、金曜につき土日試合の2泊3日の遠征になる。選手スタッフあわせて14人程度。1遠征、1泊5千で宿泊費で14万、食費はだいたい遠征につき5千円程度支給されるのが相場なので7万円、また、プラス交通費がかかる。交通費は、飛行機を使うときもあります。だいたい、スポンサーの関係で使える会社が決まっていて、往復で一人6万程度かかってしまうのです。九州や沖縄では、交通費で90万弱。1回の遠征で総額は100万を超えるのですね。
これが12回遠征でかかる。つまり、遠征費がすさまじいのですね。

③NBLの中での千葉
参加チームに関しては②参加チームに詳しく書きましたが以下の通り

レバンガ北海道 (JBLより)
リンク栃木ブレックス (JBLより)
千葉ジェッツ (bjより)
日立サンロッカーズ東京 (JBLより)
トヨタ自動車アルバルク東京 (JBLより)
東芝ブレイブサンダース神奈川 (JBLより)

西
つくばロボッツ (JBL2加盟のデイトリックつくばより参加権譲渡)
アイシンシーホース三河 (JBLより)
三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋 (JBLより)
和歌山トライアンズ (JBLパナソニックより参加権譲渡)
兵庫ストークス (JBL2より)
熊本ヴォルターズ(新規)

西の遠征は各地1回(2試合)のみ(ホームアウェイで計4試合)、東は1回か2回(ホームアウェイで計6試合)
東内で多額の遠征費がかかるのは北海道だけですね。



そう。
遠征費で大幅の費用削減ができるのです。
その額を選手補強に充てられるのです

選手を元JBLから補強した千葉ジェッツ。また、HCもbjチャンピョンチーム横浜からゲーリーHCを招聘。サラリーが 上がったように見えましたが、これは遠征費削減によるものでしょう。
かといってまだまだ、企業チームには劣るものでしょう。

自分たちの県の立ち位置を見極めて、勇気ある参入を決断した千葉ジェッツ。今年のNBLを盛り上げて欲しいですね。

次回は⑦NBL今後の展望(coming soon)です。
NBL2.jpg

以下関連記事
NBL 新人・移籍選手
戦力分析 ウェスタン 順位予想
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NBLについて考える ①bj JBLとの違い=活動理念をみる
NBLについて考える ②参加チーム 
NBLについて考える ③サラリーキャップ1
NBLについて考える ④サラリーキャップ2
NBLについて考える ⑤現場(選手)から見た、「JBLとNBL」の違いについて 


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