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NBLについて考える ⑤現場(選手)から見た、「JBLとNBL」の違いについて [バスケ]

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NBLについて考えるの5回目は、現場(選手)から見たJBLとNBLの違いについてです。
前回までの記事では、NBLの活動理念について、参加チーム、サラリーキャップについてなどをまとめてきました。もし、まだ読まれていない場合は、文末にリンクを張ってあるので、読んでみてください。
NBL.jpg
今回は現場、とくに選手目線からみた「JBLとNBL」の違いです。
ここまでも述べてきましたが、NBLは新リーグで、参加チームは12チームになります。そのうちJBLから7チーム、JBLから参戦権譲渡で和歌山が参戦。JBL2から兵庫、参戦権譲渡でつくば、新規で熊本bjから千葉が参入、計12チームでスタートしています。
今回は、JBLに在籍していた選手の目線から、NBLにリーグが変わったことで何が変わるのかについて書いていきたいと思います。

トヨタに在籍する岡田選手は選手目線から「チーム数増加」「試合数増加」「外国人の出場制限ルール変更」「サラリーキャップ制限」が大きな変化だと、自身のブログの中で語っています。(岡田選手のブログより)

私は、これに加え、「審判の組織」もひとつの変化ではないかと思っています。
これらについて解説していきます。

①チーム数の増加
 これによって考えられるのは、今まで強豪チームのサブメンバーが移籍をし、プレーイングタイムを獲得するチャンスができたこと。リーグの質や、全体のレベルが下がりかねないというデメリットも存在するが、チーム数が増えて、選手の選択肢が増えれば、プレーイングタイムをもらえる選手が増える。これによって、より多くの選手にチャンスが生まれます。まだ、開幕2試合のみなので、この効果があったと結論付けるには、時期尚早です。しかし、千葉に移籍した、小野選手はトヨタであまりプレーイングタイムをもらえていなかった選手ですが、千葉での開幕2試合は大活躍でした。また、つくばロボッツの中川選手も同様なことがいえるでしょう。チーム内の評価はあくまでも相対評価。すなわち、プレイングタイムの長さは、コーチが下す相対評価によってきまる。移籍で、チャンスをつかむ選手が増えるのではという期待もあります。

②試合数の増加
 チーム数が増加し、試合数も増えました。同カンファレンス内は6試合、別カンファレンスは4試合行い、計54試合行います。もともと、42試合でしたので、シーズンも1カ月延び、選手への負荷が増加したのは間違いないでしょう。その分成長につながるという見方もできます。一方で、長く労働しているのに、給料の基準は基本的に変わらない。という選手側からの不満もあるかもしれません。むしろ、企業チームに在籍する選手の中には、サラリーキャップの影響で下がったという選手もいるかもしれませんね。

③外国人の出場制限ルール変更
 JBLでは外国籍選手はベンチに2人、全てのクォーターで1人までコートでプレーできるというルールでした。これをオンザコート1と呼びます。NBLではオンザコート1,2の併用です。バスケは10分を4回(クォーター)行います。このうち1,3クォーターは外国籍選手が2人プレーできる(オンザコート2)、そして2,4クォーターはオンザコート2になります。
これは、今後bjリーグとの統合を少し視野に入れているという面もあるかもしれません。(bjはオンザコート2、3の併用)また、オンザコートの数を増やすことにより、バスケのレベルは上がり、外国人特有の当たりあいも激しくなります。バスケの質が上がる。ただ、その分外国人にプレータイムを奪われる日本人は成長の場を減らすことになります。その辺は、すごくルールを決める側もジレンマでしょう。観客としてもエキサイティングな試合も見たいが、日本人の活躍もみたいというのが本音でしょう。

④サラリーキャップ制限
 これは、詳しくは前回の記事に書きましたが、前JBL所属の選手側からすると、サラリーキャップが下がった。これは、いたいですよね。同じレベル、前年より活躍をしていても、ルール変わったんで年俸下げまーす!って言われたら、厳しいですよね。詳しくは前回前々回の記事を参照ください。

⑤審判の組織
 今回NBLでは、審判のレベルを上げるために様々な取り組みをしているようです。例えば、NBL専属の審判団を結成する。講習会を頻繁に行うなどです。この背景には、日本の審判のレベルが低いということがあるでしょう。トヨタのドナルドベッグ氏も、「審判のレベルがプレーに追いついてない」という趣旨の不満を記者に漏らしていたこともあると記憶しています。あまり知られていないことですが、一貫性のあるジャッジをすること、世界の基準にあわせてジャッジすることは、選手側からすると本当にありがたいことです。また、競技レベル向上に対しても大切なことです。NBLが今回、審判レベルの向上について、具体的に対策を行い、明言したことは評価できる要因であると感じています。

以上今回は
現場(選手)から見たJBLとNBLの違いについてでした。

次回は、6回目は「bjからの唯一の参戦チーム千葉ジェッツについて(coming soon)」です
NBL2.jpg
以下関連記事
NBL 新人・移籍選手
戦力分析 ウェスタン 順位予想
戦力分析 イースタン 順位予想
NBLについて考える ①bj JBLとの違い=活動理念をみる
NBLについて考える ②参加チーム 
NBLについて考える ③サラリーキャップ1
NBLについて考える ④サラリーキャップ2


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